ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜6
「お揚げが煮える間に、すし飯を作りますね。ごはんは硬めに炊けていますか?」

「はい、昆布と米酒を入れて炊き上げました」

「ありがとうございます」

 和食を作ることも多いので、王宮の厨房には昆布や鰹節や煮干しも、味醂や醤油や日本酒(この世界では米酒と呼ばれている)などの調味料も用意されていた。

 エリナは酢、砂糖、塩を混ぜてすし酢を作ると炊き立てのごはんに加えて、道具屋に作ってもらったしゃもじで切るように混ぜた。

「ルディさん、お願いします」

「任された!」

 隣に立つルディが漢字で『寿司』と書かれたエリナの手作りうちわを持って、すし飯をあおいだ。

「このようにあおいで冷ますと、すし飯がべちゃっとならないんです。このうちわをふたつ、余分に作って来ました。これを使って真似して作ってみてくださいね」

「ありがとうございます!」

 料理人たちは「これがうちわという調理道具なのか」「初めて見ましたね」と物珍しげにうちわを持ち、それぞれすし飯作りに挑戦してあおいでみた。

 できあがったすし飯に香ばしい炒りごまを混ぜたら、ごはんの準備はバッチリだ。

「次は、上に乗せる具を作りますね」
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