ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜6
 エリナは説明しながら、ピンク色の海老そぼろ、緑色のわさび菜の浅漬け、黄色い炒り卵、そして茶色のキノコとタケノコの煮物を作った。

「これはすくすく成長するから、おめでたい席にぴったりな食べ物なんですよ」

「珍しい野菜ですね、嬉しいです」

 料理人たちはワクワクして煮物作りを見守った。

 エリナはごはんに乗せやすいように、タケノコを小さめの薄切りに切った。煮上がったタケノコを皿に取り、料理人たちが不思議そうに見た。

「柔らかいですね……意外だな。木の芽なんですか?」

「タケノコと言って、まだ土の中にある竹の若芽です。マーレン国ではよく食べられている食材ですよ」

「森エルフの食べ物なんですね」

「わたしは以前、食べたことがありますよ。独特の風味があって美味しいです。この味付けは好きですね」

「うん、美味しいね。醤油味がいい。この三角のところがてっぺんなのかな。形が面白くていいね」

 具ができたので、エリナは「さあ、仕上げていきますよ」と油揚げにすし飯を詰めていった。余分な油揚げはくるっとひっくり返して皿に並べていく。料理人たち(落ち着かないリックルを除く)も彼女にならって次々とすし飯を詰めて、たくさんの稲荷寿司ができた。
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