ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜6
「……っく、これは、美味し……すぎ……油揚げ……んんっ」

 料理長のリックルは、気合いを込めてエリナに料理の感想を告げようとしたが、すぐに断念し、無言で食べ続けた。料理人としての責任感が狐の本能の前で揺らいでしまったらしい。

「うん、美味しさがバッチリ伝わって来たにゃんよ」

「そうだな。我々が食べてもとても美味しいが、狐の一族にとっては特別な食べ物のようだ。さすがはエリナだな」

 稲荷寿司は狐心を鷲掴みにする、とんでもない料理だったようだ。

 狐たちは涙目になりながら稲荷寿司を食べ、その様子を見たエリナは『さすがはみんなが大好きなお稲荷さんだけど、これ、狐さんちの結婚式に出して大丈夫……なのかにゃ?』と、少しだけ不安になった。

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