ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜6
 上手にウインクしようと奮闘する子猫を、サファンは優しげな笑顔で見守った。

「エリナは仕草が可愛いなあ。それではまず手始めに、俺と王都の散歩をしないかい? 次のお休みは……あう」

 エリナの目を覗きこむサファンの顔を、狼の肉球がぐいっと押した。

「隊長、なにするんですか」

「顔が近いぞ! 王都の散歩は俺が連れていくから間に合ってる」

「いやいや、ルディ隊長はお忙しそうなので、どうぞお任せください。欲しいものがあったら、この俺がなんでも買ってあげるし……」

「それも俺が買うから間に合ってる」

「じゃあ、ドレスアップした子猫ちゃんととびきり素敵なデートをして、夢のような一日を……きゃんっ」

「そ、れ、は、俺が許さん!」

 狐のイケメンは、ゲンコツを落とされた頭を抱えて「ルディ隊長、それじゃあ俺はなんにもできないじゃないですか!」と目に涙を浮かべて抗議した。

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