ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜6
「サプライズは大成功でしたね」

 王都の屋敷に帰ったエリナたちは、屋台で買ってきた美味しいもので夕飯を済ませてシャワーを浴び、一息ついた。
 疲れたので早く寝ることにし、歯も磨いてパジャマに着替えた。

「それにしても、狐にとって稲荷寿司は威力がありすぎだな。これからは稲荷寿司を作るようになるから、豆腐屋は大忙しじゃないか?」

「そうですね。店舗を大きくして人を雇うってガットンさんが言ってました」

「なるほど。それならば大丈夫か。まさか、毎日稲荷寿司を作るようになるとは……思えない……作らないよな?」

「うーん」

 稲荷寿司に対する狐族の熱狂ぶりを思い出して、エリナは自信なさげに「きっと、適度に作ると思うにゃ……思いたいにゃん」と答えた。

「ルナリット領とフークス領に作る学校のお昼ご飯は、稲荷寿司にしてもいいかもしれないにゃんね……お稲荷さん……子どもも大好きな……」

 エリナが夢の国に行きそうなので、フェンリルの姿になったルディは子猫を背中に乗せて寝室に向かい、そっとベッドに乗せると尻尾でくるんだ。

「むふん、モフモフ、モフモフ……」

 寝ていてもモフモフに反応するエリナを見てくすりと笑い、フェンリルは「ゆっくりお休み」と目を閉じたのだった。
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