どんな君でも愛してる
「さっき、信也さんだって私の秘密を受け入れてくれた。どうってことないようなこと言ったじゃない」
「……あ、ごめん」
「馬鹿ね、信也さん。そうじゃないの、私だってあなたの秘密なんてどうってことないわ」
彼は驚いたように顔を上げて私を見た。
「あなたが変わってないのはわかるから。周りに振り回されないで。もちろんお父様の言うことは逆らえないのかもしれないけど、あなたらしく解決すればいいんじゃないかしら」
「凛花、きみ……」
「信也さんは、私が北野さんのことで困っていた時もそれとなく解決策を提示してくれた。信也さんはそういう人。ねえ、落ち着いて。大丈夫。考えれば道はあるから」
彼に引っ張られてギューッと抱きしめられた。息ができない。