悪女は今日、初恋を知る。
「悪女扱いされてて辛いのに俺が体調悪かった時に気づいてくれて保健室まで付き添ってくれた」
わたしは驚く。
「え、そんなの別にわたしじゃなくても良かったんじゃ……」
「お前だけだった、気づいてくれたの」
「他の奴らが見てるのは俺の表面だけ。お前は俺のぜんぶを見てくれた」
わたしの顔が熱くなる。
「そんな、大げさな……」
「大げさじゃないよ。今日だって俺の為にソフトクリーム被ったり、ドリア作って頑張ってくれただろ?」
皇くんはわたしの顔をじっと見つめる。
「きよらはさ、なんでそんなに頑張ってくれるの?」