夜の帝王の一途な愛
「足を捻った時、麻生さんと一緒で、手当てしてもらうのに麻生さんのマンションへ連れて来てもらって、この状態じゃ仕事行けないから送り迎えして頂けることになって」
「なんだ、この間彼が言っていた俺の女ってはったりなのか、それなら僕にもチャンスはあるってことだね」
「おばさんをからかわないでください」
「あゆみさんがおばさんなら僕はおじさんかな」
「社長は違いますよ」
「じゃあ、あゆみさんも違うね」
加々美社長は膝に乗せていた私の手を握った。
あれ?凌に触れられると心臓がドキドキして苦しくなるのに・・・あの時もそうだった凌に連れられてパーティーに出席した時、凌の仕事仲間の工藤さんに触れた時もドキドキしなかった、誰もが羨むイケメンなのに。
慌てて加々美社長の手を振り解いた。
「あゆみさん、僕と結婚してほしい」
「えっ?」
「返事はよく考えてからで構わない、後ずっと気になっていたが、離婚したのに指輪しているのは何故?」
「それは・・・」
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