夜の帝王の一途な愛
彼は笑って答えた。
「あゆみはやっぱり可愛い」
「もう、からかわないでください」
「からかってないよ、マジそう思うよ」
私は恥ずかしくて下を向いた。
そこへ彼の後輩ホストが明日の打ち合わせの為に顔を出した。
「社長、あっすみません、お邪魔でしたか」
「バ?カ、変な事言うな」
「あゆみさんですよね、俺、このホストクラブナンバー2を目指している東藤?(トウドウ ヒカル)って言います」
「結城あゆみです、よろしくお願いします」
「すごく可愛い」
「おい、なんか用じゃないのか」
「忘れていました、これ明日の招待客リストです」
「わかった、明日よろしく」
「じゃあ、お邪魔しました」
彼の後輩ホストはその場を後にした。
邪魔者がいなくなると、彼は私の顎を持ち上げ見つめた、そして吸い込まれるようにキスをした。
「あゆみ、俺があゆみの雇い主になるよ」
「えっ、だからホストクラブで働けないですよ」
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