【更新】雇われ妻ですが冷徹騎士団長から無自覚に溺愛されています
温かいポリッジをゆっくり食みながら、訥々と経緯を話すランドルフを見つめる。
彼は目線を下げ、リーゼと目を合わせようとしない。リーゼと話す時の歯ぎれの悪さといい、いつも威厳を保っている彼らしくない。
「…………君を傷つけてしまって、すまなかった」
会話の切れ間に、ランドルフが悔恨を滲ませてそう言った。思いもよらぬ言葉に、リーゼは慌てて首を横に振る。
「そんな……今回のことはランドルフ様のせいではありませんし……」
「違う。いや、君を守りきれなかったことも悔やんでいるが、そうじゃない。先日、俺は君に最低な真似をして傷つけた。身勝手に蹂躙して、君に無体を働いた。その非礼を、謝罪させてほしい……」
リーゼは下唇を噛んだ。先日の痛みが蘇り、胸が苦しくなる。
蔑むようなランドルフの眼差しをすぐに忘れることなどできない。
でも、ランドルフはリーゼを助けてくれた。またしても命を救ってくれた彼を糾弾する気持ちはもうリーゼの中には残っていなかった。
そう思うのに、割り切れない感情が喉を塞いで言葉が紡げない。黙り込んだリーゼの左手を、ランドルフが両手で挟んで包み込んだ。
彼は目線を下げ、リーゼと目を合わせようとしない。リーゼと話す時の歯ぎれの悪さといい、いつも威厳を保っている彼らしくない。
「…………君を傷つけてしまって、すまなかった」
会話の切れ間に、ランドルフが悔恨を滲ませてそう言った。思いもよらぬ言葉に、リーゼは慌てて首を横に振る。
「そんな……今回のことはランドルフ様のせいではありませんし……」
「違う。いや、君を守りきれなかったことも悔やんでいるが、そうじゃない。先日、俺は君に最低な真似をして傷つけた。身勝手に蹂躙して、君に無体を働いた。その非礼を、謝罪させてほしい……」
リーゼは下唇を噛んだ。先日の痛みが蘇り、胸が苦しくなる。
蔑むようなランドルフの眼差しをすぐに忘れることなどできない。
でも、ランドルフはリーゼを助けてくれた。またしても命を救ってくれた彼を糾弾する気持ちはもうリーゼの中には残っていなかった。
そう思うのに、割り切れない感情が喉を塞いで言葉が紡げない。黙り込んだリーゼの左手を、ランドルフが両手で挟んで包み込んだ。