まるっとおまけな人生だから、今度は好きに生きていいよねっ
いつまでもここにとどまっているのもよろしくないと、ネレアのあとを追って歩き始める。少し歩くと、軽やかな足取りでネレアが戻ってきた。

「――この先、魔物が集まってる」
「そっか……まずいな」
「まずいって何がよ?」

 戻ってきたネレアの報告に、セリオンは渋い顔になった。ナビーシャは首をかしげるけれど、レナータが追加の説明をしてくれる。

「どうもこの迷宮、魔物が急に強化されたみたいなんだ。私達は、普段ならこんなに苦戦しないのだけどね」
「よくあること?」
「いや、私が知る限りでは、あまりない――と思う。ザイオスとネレアは何か知らないか?」
「俺は五十年生きてるが、実際に体験したことはないな。じいさんの話だと昔あったとは聞くが」

 ザイオスは、二十代に見えていたけれど、実際にはもう五十代らしい。
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