まるっとおまけな人生だから、今度は好きに生きていいよねっ
 勢いよく走りだしたネレアは、足音もなくあっという間に姿を消した。彼女は、このパーティー内で斥候のような役も果たしているようだ。先ほど、罠を見つけるのも担当と言っていた。

「俺とレナータが先頭、真ん中はナビ子さん、最後がザイオスな」
「ぼくは?」
「テティはナビ子さんに乗るんだろ」
「むぅ……」

 たしかにそうなのだが、なんとなく面白くない。一応、戦力にはなるはずなんだけどなーと思いながらも、もそもそとナビーシャに乗る。

「ちょっと、アンタまでナビ子さんって呼ばないでくれる? ナビーシャ・ビビエッタ・コレリーっていう素晴らしい名前があるんですからね?」
「いや長いだろ!」

 本名で呼ばれたがったナビーシャだが、セリオンに一蹴されてこちらもむくれ顔になった。
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