まるっとおまけな人生だから、今度は好きに生きていいよねっ
「俺、剣が得意なんだ。テティウス殿下は?」
「ぼくはまだもったこともないよぉ」
なにせ、体格は二歳児と大差ないのだ。剣をもったところで、剣を振り回すのではなく、剣に振り回されるのが落ちだろう。
「じゃあ、俺も。友達の弟のラルゴだ」
「僕は、剣の稽古を始めたところです。テティウス殿下――いずれは立派な魔法使いになります」
アクィラも友人の弟を連れてくる。
ラルゴは、年相応の身長だと思う。だが、ほっそりとしていて、腕なんて今にも折れてしまいそうなほどに細い。こんな細い腕で剣を持っても大丈夫なんだろうか。
「けん、おもくない?」
「すごく重いです、殿下――でも、父上は、剣も使えないと立派な魔術師にはなれないって」
「え、そうなの?」
ちらり、とゼファルスの方に目を向ける。
そういえば、ゼファルスは魔術の方が得意だと言っていたけれど、剣術も頑張っていた。