まるっとおまけな人生だから、今度は好きに生きていいよねっ
 ナビーシャの説明の方がよほどわかりやすい。ちょっと落ち込んだのは、ここだけの秘密だ。

「なんで、休みが入るんだ?」
「土地を休ませることも必要だからよ。アンタだって夜は寝るでしょ。土地にだって、休憩が必要よ。いくら魔術があると言ってもね」
「なるほどー」

 ナビーシャの説明で、ミケルは納得した様子だった。彼はぐるりと敷地内を見回す。

「……俺達の畑」
「はくしゃく。なにうえたらいいか、かんがえてほしい」
「かしこまりました。殿下」

 同じ場所で同じ作物を育て続けたら、連作障害を引き起こすことになる。
 それを防ぐためには、同じ土地で同じ作物を育て続けないのがいいというのは知っていても、具体的に何を育てるべきなのかはわからない。
 一応、例は挙げてみたけれど、この施設の子供達が食べる分以外は、換金しやすい作物の方がいいだろうし、それはこの土地で生活している人の方がわかるだろう。
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