完璧御曹司の溺愛


「…っ」


 触れ合うようなキスを交わしながら、理央は悠斗の腕に触れた。

 悠斗の唇も身体も燃えるように熱い。

 まだ熱が高いことが伝わって、このままじゃ駄目と、悠斗の身体を押しても、全く力が入らなかった。

 悠斗の愛情をそのまま形にしたような甘い甘いキス。

 トロトロに溶かされていく身体は言う事をきかなくなっていく。


「…んっ」


 悠斗もそれを分かっているように、理央の抵抗をなくすような濃密なキスを注いでくる。


 悠斗のしてくれるキスは好き。

 言葉じゃなくて、身体でも、正直な愛情が伝わってくるから…。


 次第に悠斗は、息をするのも煩わしいってくらい、舌と舌を激しく絡めあわせてくる。

 口内を優しく愛撫して、理央を心底、愛くしむような丁寧で完璧なキスの嵐。

 身体の芯から力が抜けそうになる理央の身体を抱き止めるように、悠斗は理央の腰と背中に手をまわした。



「…理央、気持ちいい?」


 キスの合間に吐息交じりに、悠斗が聞いてくる。

 理央は正直に頷いた。

 何も言い訳が出来ないくらい、何も考えられないくらい、悠斗しか目に入らないし、唇も、触れられているところも全部、気持ちが良すぎて意識が飛びそう。


「はぁ…、そんな顔されると、本当にヤバい…」


 そう理央に呟く、悠斗の顔が赤い。

 それは熱のせいだけじゃないって事が分かって、理央のドキドキが加速する。


「ごめん。理央の身体の事を思うと、キスなんてしたら駄目だって分かってるのに止まらない」


 余裕を全て無くしてしまったように、悠斗はもう一度、口づけた。


「………ん、いいよ。悠斗になら、何されたっていいって、前にも言ったよ?」


「理央…」


「悠斗の風邪、私にもうつして?」



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