完璧御曹司の溺愛
悠斗は浅く息を吐き出すと、理央の耳元でそっと囁く。
「今から理央を抱きたい…」
正直な悠斗の気持ちが、理央の心に伝わる。
目の前の悠斗がキス以上の事を求めている。
ずっと、この日を待っていたかのように、理央は嬉しくて仕方がなかった。
「悠斗、身体は辛くない?」
「ん、平気。今ここで理央を抱けない方が辛い…。だから…」
唇同士が今にも重なりそうなくらい近くにいる悠斗は、本当にその通りのように、理性をギリギリで繋ぎ止めて、理央の返事を待っている。
「うん。悠斗を私にちょうだい?」
おねだりするように言う理央に、悠斗は少し驚いたように目を丸くして「そう言うセリフは普通、男が言うんだよ」と言った。
「あ…」と、反応する理央の全てを攫うように、悠斗は理央に唇を重ねながら、理央をベッドの上に押し倒した。
視界が反転して、悠斗を天井ごしに見つめる。
「悠斗…」
シーツに広がる理央の髪に触れながら「可愛い」と悠斗は笑いかけてくれる。
「俺、理央の身体にずっと触れたかった…」
「早く自分のものにしたい」と、悠斗は理央の頬に口づけを落とした。
「悠斗、私もだよ。悠斗とずっとこうなりたかった…」
理央は悠斗の首筋に腕をまわすと、自分から口づける。
積極的な理央に、悠斗は「あぁ…」と困ったような声をもらした。
「優しくしてあげたいけど、本当に余裕がないかも。辛かったら、俺を叩いても、殴ってもいいから…」
「そんな事しない。悠斗にされる事なら何だって幸せだもん…」
「理央…、頼むから、こんな時にそんな可愛い事言って、俺を困らせないで…」
自分の言葉や表情が、熱よりもずっと俺を苦しめている事なんて、理央は考えてないんだろう…と、悠斗は思っていた。