完璧御曹司の溺愛
「理央…」と名を優しく呼んで、俺は理央の服に手をかけた。
服を少しずつ開けながら、頬に、耳に、首筋に、と小さなキスを落としていく。
時折漏れる、理央の子猫のような可愛い声。
恥ずかしいのか、必死に堪らえようとしても唇からは、理性をそそる甘い声が抜けていく。
同時に、まだそんなに触っていないのに身体がビクビクと反応していて、俺の指先で、もっと乱れる理央が見たくて、たまらない気持ちになった。
「理央、緊張してる?」
「ん…、ちょっと…」
「我慢しなくていいから、ありのままの可愛い理央を全部見せて?」
「やだ、悠斗、そんな恥ずかしい事言わないで?」
耳を真っ赤にさせて、手のひらで顔を覆ってしまった。
理央の反応がいちいち可愛くて、つい言い過ぎてしまうのが悪いクセ。
その顔が一番見たい…
悠斗は理央の顔を覆っていた手のひらを上げた。
「隠さないで?理央の顔が見えない」
「だって…、悠斗の意地悪…」と涙目。
そうそうこの顔と、悠斗から、満足そうな笑みがこぼれる。
「ごめんね」
この先も、また意地悪をして理央の反応を楽しんでしまうだろうけど
でも、理央の事が好きすぎて、自分でも止め方が分からないんだから、しょうがない
お詫びのように、理央の目尻にチュッとキスをして、悠斗は理央の身体に甘い疼きを与えていく。
食べかけのお粥。
悠斗は、自分の高熱の事なんてすっかり忘れて、大切な人を愛でる事だけに夢中になった―――
風邪をひいた悠斗 甘い日常
おわり
