夏の出会いは素敵な恋の予感~超人気俳優になった憧れの先輩は、溢れんばかりの愛情で甘く私を包み込む~
何だか秘密を共有しているみたいでドキドキする。勝手に本物の彼女になったような気になって……
有り得ないのにね、本当はただの「彼女役」、そして……身の回りのお世話をする家政婦なのに。


でも、最初で最後の夢が覚めるまでの大切な時間を、今だけは必死に噛み締めたいと思った。


そして、いよいよミュージカルの開始時刻が近づいた。
それほど大きくない劇場に入り、丁度真ん中辺りの席に座った。


ブロードウェイミュージカルの劇場は、1階が「オーケストラ席」、2階が「メザニン席」、3階が「バルコニー席」と呼ばれる。
すでにたくさんの人で埋まり、みんながミュージカルの上演を今か今かと待ち構えていた。


 今回は、琉唯先輩と話し合い、ニューヨークを旅行する日本人に1番人気のブロードウェイミュージカル「アラジン」を観ることした。
各劇場の上演作品は、期間が設定されておらず、チケットが売れなくなるまで続き、1つの劇場では1つの作品しか上演されない。
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