再会した航空自衛官の、5年越しの溺愛包囲が甘すぎます!
「また私と会ってくれる?」
恋心を自覚したからといってすぐに想いを伝えられるほど私は恋愛上級者ではない。今日だけじゃなくて次も会えるかどうかを尋ねるのが精一杯だ。
「もちろん。この地域を案内してほしいと頼んだのは俺だし、今日だけじゃなくてこれからも会ってもらえるとうれしい」
その言葉にホッと胸を撫で下ろす。
この日から私は秋村さんと頻繁に連絡を取り合うようになり、お互いの休みが重なった日はふたりで一緒に出掛けることが増えた。
そんな日々が半年ほど続いたある日、秋村さんから「俺たち付き合わない?」と提案された。
もちろん答えはイエス一択。
私は初めて会ったときから彼に惹かれていたのだが、まさか彼も私と会っているうちに好意を寄せてくれていたことに驚き、そしてうれしかった。
こうして私と秋村さん――悠翔は恋人になった。
その後も交際は順調に続き、一年が経った頃に悠翔の所属する基地で航空祭が開かれることになった。
自衛隊に対する理解を深めてもらうための広報活動のひとつらしい。
悠翔が普段働いている基地に入れるとあって、ぜひ見に行きたい。
でも、初めての自衛隊イベントにひとりで行くのは不安で親友の明日香を誘った。