不憫な妹が可哀想だからと婚約破棄されましたが、私のことは可哀想だと思われなかったのですか?
マグナード様は、冷たい声色をしていた。そこからは、彼の怒りが読み取れる。
それ程に私との生活を大切に思ってくれていたのは、嬉しいことだ。同時にそれを断ち切ろうとしていたことについて、申し訳なく思う。
「私としても、本当はマグナード様との生活を断ち切りたいとは思っていません。ただ、ナルネア嬢の言い分にも一理くらいはあると思っているんです。私とあなたは身分が随分と違う訳ですからね。その……婚約の関係とかもあるでしょう?」
「なるほど、あなたはそのことについて気にしていたという訳ですか。しかし、だからといって他者を害するような真似をしていいということになりません。端的に言ってしまえば、僕はナルネア嬢のことが個人的に気に入らないのです」
マグナード様は、彼にしては珍しくはっきりとした敵意を口にした。
今回のナルネア嬢の行いには、かなり怒りを覚えているようだ。
これは何を言った所で、止まることはなさそうである。それなら私も、覚悟を決めて、彼に協力するとしようか。私だって、ナルネア嬢の行いには当然思う所がある訳だし。
それ程に私との生活を大切に思ってくれていたのは、嬉しいことだ。同時にそれを断ち切ろうとしていたことについて、申し訳なく思う。
「私としても、本当はマグナード様との生活を断ち切りたいとは思っていません。ただ、ナルネア嬢の言い分にも一理くらいはあると思っているんです。私とあなたは身分が随分と違う訳ですからね。その……婚約の関係とかもあるでしょう?」
「なるほど、あなたはそのことについて気にしていたという訳ですか。しかし、だからといって他者を害するような真似をしていいということになりません。端的に言ってしまえば、僕はナルネア嬢のことが個人的に気に入らないのです」
マグナード様は、彼にしては珍しくはっきりとした敵意を口にした。
今回のナルネア嬢の行いには、かなり怒りを覚えているようだ。
これは何を言った所で、止まることはなさそうである。それなら私も、覚悟を決めて、彼に協力するとしようか。私だって、ナルネア嬢の行いには当然思う所がある訳だし。