不憫な妹が可哀想だからと婚約破棄されましたが、私のことは可哀想だと思われなかったのですか?
「優しい奴程、怒ると怖いものだ。そういう意味において、マグナードは恐ろしい。一度敵であると認識したら、心を痛めながらも、とことん追い詰めて廃除する。奴はそういう男だ。敵に回したくない筆頭だと俺は思っている」
ブライト殿下は、本当に恐ろしいという顔をしていた。
親族である彼は、当然私以上にマグナード様のことを知っているはずだ。その彼がここまで言うのだから、それは恐らく真実なのだろう。
そう考えると、私はマグナード様と友人で良かったと思えてきた。
そこまで恐ろしい人を敵に回すなんて考えたくもない。元よりそのつもりなんてないが、彼を怒らせるようなことはしない方がいいのだろう。
「さて、俺はこれで失礼する。まあ、あなたも色々と大変だろうが、頑張れ」
「あ、ありがとうございます」
それだけ言って、ブライト殿下は去って行った。
その背中を見ながら、私はこれからのことを考えるのだった。
ブライト殿下は、本当に恐ろしいという顔をしていた。
親族である彼は、当然私以上にマグナード様のことを知っているはずだ。その彼がここまで言うのだから、それは恐らく真実なのだろう。
そう考えると、私はマグナード様と友人で良かったと思えてきた。
そこまで恐ろしい人を敵に回すなんて考えたくもない。元よりそのつもりなんてないが、彼を怒らせるようなことはしない方がいいのだろう。
「さて、俺はこれで失礼する。まあ、あなたも色々と大変だろうが、頑張れ」
「あ、ありがとうございます」
それだけ言って、ブライト殿下は去って行った。
その背中を見ながら、私はこれからのことを考えるのだった。