お願いだから、好きって言って。


 そんな話をしていると、先生から集合の号令がかかる。

 聞きたいことも知りたいことも、沢山あったけど。長いようで短かった林間学校もこれで終わりか……


 色んなことがありすぎて……
 特別なこの時間はもうすぐ終わってしまうんだ……


 今は班が同じだから一緒に過ごせてるけど……日常が戻ってきたら、こんなに近くにいれることもなくなるんだろうな……なんて思うと、涙が出そうになる。



 ◇ ◆ ◇


「あれ、花恵は?」


 集合場所に着くと、雪崎くんが1人で待っていた。
 そんな雪崎くんに、綾瀬さんは駆け寄り問いかける。

「体調悪いって言ってたから、バスのとこに連れて行った。保健室の先生の車で先に学校に戻ってる」
「そっか……花恵、大丈夫なのかな」

 相良さん、早く体調良くなればいいけど……
 保健室の先生と一緒なら、大丈夫だよね……?



「俺、帰りは双葉さんと話したいんだけど、席隣でいい?」



 雪崎くんは私の隣に立つと、そう問いかけてきた。
 たしかに……まだ雪崎くんのこと全然知れてないし、色々あって質問も中途半端なまま、できてない。


 佐藤くんと帰りも隣に座る約束したけど……振った相手と隣なんて……気まずいよね……?



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