エリート消防士は揺るがぬ熱情で一途愛を貫く~3か月限定の妻なのに愛し囲われました~
「こらっ」
デレデレしていた晴馬の背中に厳しい声がかけられる。振り返れば、今日の主役がそこにいた。
「美月ちゃんに見惚れてばかりいないで、わしにもあいさつをせんかっ」
「……じいさん」
美月しか見ていなかったのは事実なので、晴馬は言い返せない。
「おじいさま。お誕生日おめでとうございます」
隣の美月がにこやかにほほ笑んで、そう声をかけた。
「ありがとう、美月ちゃん」
それから、善次郎はふたりの顔を順に見ていたずらっぽく瞳を輝かせた。
「ようやく、まとまったようじゃな」
ホクホク顔で言い当てられ、なんだか少し悔しい気分になる。
「彼女から全部聞いたよ。俺が美月に口裏を合わせてもらってたこと、最初から見抜いてたんだって?」
恨みがましい目で善次郎を見ると、彼は腰に手を当て「ふははは」と豪快に笑う。
「年の功ってやつじゃ。あの程度の演技には騙せれんぞ。そもそもお前はちょっとわかりやすすぎる。美月ちゃんを好きなのもバレバレだった」
善次郎は晴馬の恋心を把握したうえで彼なりに協力していたつもりだったらしい。
「ちょっと悔しいけど、礼を言うよ。じいさんのおかげで、最良の伴侶を得ることができた。ありがとう」
「今どきは結婚、結婚とうるさいジジババが嫌われることはわかってるんじゃが……わしは妻と、妙子と結婚して本当に幸せだったから」
晴れやかに彼はほほ笑む。
デレデレしていた晴馬の背中に厳しい声がかけられる。振り返れば、今日の主役がそこにいた。
「美月ちゃんに見惚れてばかりいないで、わしにもあいさつをせんかっ」
「……じいさん」
美月しか見ていなかったのは事実なので、晴馬は言い返せない。
「おじいさま。お誕生日おめでとうございます」
隣の美月がにこやかにほほ笑んで、そう声をかけた。
「ありがとう、美月ちゃん」
それから、善次郎はふたりの顔を順に見ていたずらっぽく瞳を輝かせた。
「ようやく、まとまったようじゃな」
ホクホク顔で言い当てられ、なんだか少し悔しい気分になる。
「彼女から全部聞いたよ。俺が美月に口裏を合わせてもらってたこと、最初から見抜いてたんだって?」
恨みがましい目で善次郎を見ると、彼は腰に手を当て「ふははは」と豪快に笑う。
「年の功ってやつじゃ。あの程度の演技には騙せれんぞ。そもそもお前はちょっとわかりやすすぎる。美月ちゃんを好きなのもバレバレだった」
善次郎は晴馬の恋心を把握したうえで彼なりに協力していたつもりだったらしい。
「ちょっと悔しいけど、礼を言うよ。じいさんのおかげで、最良の伴侶を得ることができた。ありがとう」
「今どきは結婚、結婚とうるさいジジババが嫌われることはわかってるんじゃが……わしは妻と、妙子と結婚して本当に幸せだったから」
晴れやかに彼はほほ笑む。