親愛なる魔王の君へ#2~召喚されたので、魔王の側近になります!~
「……やってみます」

そうハッキリと伝えれば、クロードさんは驚いたような顔をした。

「僕は、決めたんです。強くなって、皆と一緒に戦えるようになりたいって。もう、守られるだけの存在にはなりたくない」

僕が本音を言うと、レオンさんは「そっか……」と呟く。その後、レオンさんはいたずらっ子のような笑みを浮かべた。

「なら、これからは猛特訓しないとね」

どこかで聞いた覚えのある言葉に、僕は「お、お手柔らかにお願いします……」と返す。

そのやり取りを聞いたルーチェは、ふふっと笑い出した。

「そうと決まれば……いい任務がないか見てこないと……」

「待ってください。その前に、呪具の力を上手くコントロール出来るようにしたいです」

動き出そうとするレオンさんに、僕は声をかける。

「それもそうか。分かった……任務に行けそうになったら、声かけて」

レオンさんの言葉に、僕は「分かりました」と頷いた。

「よし……アーサーくんは、今から俺と剣術の特訓をしようか」

クロードさんは、そう言って椅子から立ち上がる。クロードさんの言葉に、アーサーは「はい!」と元気よく返事をした。

「あ、じゃあ……ルーチェ、僕と魔法の特訓に付き合ってよ」

クラルさんは、ルーチェに近づくと話しかける。
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