君のスガタ
 私は親友の気持ちはわかる。努力をしても、思い通りにいかないもどかしさで誰かと比較したくなる。

 そうだ、でも、松永先輩は松永先輩でしかないのだから。他人を責める資格は誰にもない。

 勇気を振り絞って、私に伝えてきた。

 それだけで私は嬉しかった。

 私を初めて見たのが、私が練習していた体育館なんて知りもしらなかった。

 話しかけてくれた時が始まりじゃないなら、始まりはとっくに始まっていたのだ。

 松永先輩にとって私は大切な存在であることは私にだって伝わった。

 こんなに想ってくれたなんて……

 嫌われたと思っていたのに…

 今でも信じられない。

「…こんな自分でもいいの?」

 私は泣きながら、松永先輩に訴えた。

 その言葉を松永先輩は受け入れてくれた。

 お互い、顔を合わせてから私は聞いた。

 大道路であるが、男女二人が話し合っていることは周囲の人は気にしないし、高齢者や携帯を弄ってる若者しかいなかった。

 車を運転・乗っている人は近くからしたら、なにやってんだろうと思うだろう。

「松永先輩はいつから私のこと好きなんですか?」

 自分の右腕を左手に持って、うん? と首を傾げた。
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