君のスガタ

松永慶と斗真先輩の反応をイメージして、こうじゃないかなと言葉を重ねて、楽しそうにしていた。

「先輩達、笑いすぎですよ。学園祭、まだまだ始まってもないんですから。これから、始まるんですよ!」

 めぐみはテンション高めで先輩達にいつもより口角を上げていた。

「めぐみ、どうしたの?」

 心配そうに比佐先輩が聞いてきた。

「ああ…好きな人できたからテンション高いんですよ」

 私はめぐみより早く答えた。

 めぐみはすぐに満面な笑みでピースしていた。

 先輩達に堺くんのことについてめぐみは詳しく話した。

「へぇー、めぐみも恋すると女の子だね。柚は松永慶とどうなってんの?」

 比佐先輩は何気なく私に質問した。

「え?」

 私は目を丸くして、比佐先輩を見る。

「いろいろ話はしていたけど、なんとなく私は分かったよ。一方的に、松永慶が柚のこと好きなんでしょ」

 比佐先輩はねぇ? と同意を求めるように言う。

「……あっ…いや…まぁ、そうですよね」

 私は否定も肯定もしないで返事をした。

「そっか…そっか。柚はまだ松永慶のことは好きじゃないんだね」

 比佐先輩は松永慶先輩のことを好きか好きじゃないかを言っていた。

 私はよく分からなかった。
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