浮気されて振られたが、ハーフイケメン外科医に溺愛されています。
 2LDKで黒と白で統一されていて整理整頓されている。しかし、部屋の周りをじっくり見渡す余裕はなかった。部屋に着くなり抱き締められてしまった。
 何とかシャワーを浴びたいと防止するも、一緒に入りたいと言われてしまう。結局そのまま浴室で抱かれてしまった。その後もベッドで激しく求められてしまった。
 次の朝は無理をさせ過ぎたと反省した態度を見せてきたが、恋愛経験の少ない彼は歯止めが効かなかったようだ。
 そこが可愛いと思ってしまったのは、すっかり彼にハマってしまったからかもしれない。

 その後も、滝川先生のとの交際は順調に進んでいく。一緒に食事に行ったり、泊まりを重ねて行くうちに2人の信頼を築き上げてきた。
 しかし、そんな時にあの男が現れた。賢一郎だ。
 1ヶ月が経とうとした日。仕事が終わり、帰ろうとしたら賢一郎が待ち構えていた。

「良かった……見つかって。緋色の実家の知らなかったから、会いたくても会いに行けなくてさ。それに着信拒否するから連絡も取れないし」

 参ったよと笑う彼を見てゾッとした。まさか探していたの!?

「何で、ここに居るのよ!? 私達、別れたでしょ?」

 別れた元彼が待ち伏せしていたなんて普通に考えても気持ちが悪い。交際していた時ならまだしも。

「そんな事言うなよ~あれは魔が差しただけで、本気ではなかったんだ」

 はぁっ? 今さらそんな言い訳をするの?
 副部長には言い寄ってきて迷惑していると言っていたくせに。
 緋色の頭の中は怒りでいっぱいだった。二度も裏切っておいて、よくそれが言えたものだ。

「噓を言わないでよ。浮気をしたのは、あなたでしょ? それを認めずに、副部長に何て言ったか忘れた訳じゃないでしょうね?」
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