浮気されて振られたが、ハーフイケメン外科医に溺愛されています。
 やっぱり馬鹿にされている。緋色は確信に変わる。

「いえ……もう過ぎた事ですし」

「やせ我慢しないで下さい。私も凄く気にしていたんですよ? 悪い事をしたなって。だから、あの叩かれた件は許してあげますね。これからお互いに水に流して頑張りましょう」

 ニコッと笑いながら、恐ろしい事を言ってきた。水に流す?
 それも意味が分からないが、彼女は採用される気満々だ。嫌だ……絶対に。
 緋色は必死に顔を出さないようにしたが、内心は焦っていた。
 本当に採用されたら、また地獄のような事が起きるかもしれない。
 ここには、ハーフイケメンの滝川先生が居る。もし彼女にロックオンされたら、絶対に誘惑して来るだろう。一度でも奪った経験がある彼女だ。
 二度も成功すると思うに違いない。全然反省していないようだし。
 どうにか方法はないだろうか? 滝川先生を信用していない訳でもないが、やはり前の経験があるし、言い寄られたら最悪な気分だろう。
 困りながらも必死に考えながら幸隆叔父さんに相談した。それには驚いていたが、少し考えながら和田先生に相談してみたら? とアドバイスをくれた。

「えっ? 何で、また和田先生?」

「彼女、顔が広いから、もしかしたらいい案をくれるかもしれないよ? 一応僕も上に報告しておくからさ」

 幸隆叔父さんの発言に驚かされるが、確かに和田先生は顔が広い。幸隆叔父さんも知っているぐらいだし。
 その夜、緋色は和田先生に電話をしてみる。彼女とは由美香と一緒で何度か一緒に飲みに行ったりしていたので、プライベートの番号も知ってはいた。
 すると、それを聞いて激怒していた。
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