エリート外交官は溢れる愛をもう隠さない~プラトニックな関係はここまでです~
「それじゃあ朔夜さん、おやすみなさい」
「ああ。おやすみ、陽咲」
リビングで挨拶を交わし、私は廊下を出て借りている部屋へと向かう。
この部屋はもともと使われず物置きのようになっていたのを、朔夜さんが私の同居に合わせて整えてくれた。
ちなみに上等そうなセミダブルのベッドは、彼がもともと使っていたのを移動してくれたもの。
私が前のマンションで使っていたベッドは古くなっていたから処分してしまったし、ここでは床に布団を敷いて寝るつもりだったのだけれど、「どうせ買い換える予定だったから」と朔夜さんが快く貸してくれたのだ。
ちなみに彼は新しく買った方をまず私に貸してくれようとしたので、それは慌てて遠慮した。
最終的には「陽咲がいいならいいけど」と朔夜さんも引き下がってくれたから、家主より先に新品のベッドを使うだなんてことにならず、心底ホッとしたのだ。
まあ、これまで朔夜さんが使っていたベッドで寝ることに恥ずかしさがないわけではなかったけれど……そこはなんとか、耐えている。
布団は変えているんだから、何も気にする必要はないはずだ。気にする、必要は……。
部屋に入ってまず目に入るベッドを見てやっぱり未だにドキドキしてしまいつつ、私は電気のスイッチを押してドアを閉める。
それからクローゼットを開けると、そこにかかっているワンピースを見てほぅと息をついた。
「ああ。おやすみ、陽咲」
リビングで挨拶を交わし、私は廊下を出て借りている部屋へと向かう。
この部屋はもともと使われず物置きのようになっていたのを、朔夜さんが私の同居に合わせて整えてくれた。
ちなみに上等そうなセミダブルのベッドは、彼がもともと使っていたのを移動してくれたもの。
私が前のマンションで使っていたベッドは古くなっていたから処分してしまったし、ここでは床に布団を敷いて寝るつもりだったのだけれど、「どうせ買い換える予定だったから」と朔夜さんが快く貸してくれたのだ。
ちなみに彼は新しく買った方をまず私に貸してくれようとしたので、それは慌てて遠慮した。
最終的には「陽咲がいいならいいけど」と朔夜さんも引き下がってくれたから、家主より先に新品のベッドを使うだなんてことにならず、心底ホッとしたのだ。
まあ、これまで朔夜さんが使っていたベッドで寝ることに恥ずかしさがないわけではなかったけれど……そこはなんとか、耐えている。
布団は変えているんだから、何も気にする必要はないはずだ。気にする、必要は……。
部屋に入ってまず目に入るベッドを見てやっぱり未だにドキドキしてしまいつつ、私は電気のスイッチを押してドアを閉める。
それからクローゼットを開けると、そこにかかっているワンピースを見てほぅと息をついた。