隣人同士の恋事情
「ねぇ、蓮?」
「んー?なに?」
今日の夜は親子丼。
蓮はがつがつと口に運ぶ。
もう、聞かずにはいられない。
蓮が、ここに来る理由…―
「夜、そんなに作るのがせんないの?」
あたしの放った言葉に、食べるのを止め、ゆっくりと目を見開く。
驚いたのかと思うと、すぐさま顎に手をあて、考え込んだ。
「俺、言ってなかったっけ?」
言ってない?何を?
頭の上には?マークがいっぱい。
その様子を見て、「そっか」と呟くと、あたしの目をまっすぐ見た。
絡まる視線。
「俺、那美が好きだよ」
時が……止まる…―