朝、夜、劣情。
 歪み合いながらも舞緒の背中を踏みつけたまま窒息させ続ける朔夜と、踏んで首を絞めて遊ぶ朔夜を止めることもなく舞緒の頬や唇、頭を撫でて甘やかし続ける朝葉。不仲ではあるが、相手の行動を一切止めず、ほとんど干渉しないのは、関心がないのもあるのかもしれないが、一番は信頼しているからなのではないか。その不思議な信頼関係が、阿吽の呼吸が、真逆な双子に身を預けられる一つの要因になっているのではないかと、舞緒は未だ悦楽に震えながら霞んだ意識の中で思った。

 自らの劣情を支配しているかのように理性的に会話を交わしながら、平然と飴と鞭を施して舞緒をいつまでも快楽に狂わせる朔夜と朝葉は、あまりにも危険な双子だった。しかし舞緒は、躊躇も容赦もない彼らとする、より過激なプレイを妄想し、それに高揚し、酩酊し、期待せずにはいられないほどに、その双子が作り上げた快楽に繋がる沼に、自ら全身を沈ませたのだった。



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