〜ミミコイ〜ミミから始まる10秒間
60~62話
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【Ch.60】
「え〜まだ大丈夫だよぉ。
りくも、もっと呑もー?」
「明日は仕事あるでしょ。
ほどほどにしないと、ね?」
「だって……お肉おいしーし」
「可愛い顔してもダメ。
また来よ?」
「うん……」
本当に美味しすぎて
もう何杯呑んだか分からない……
りくに
まるで子供をあやすように
上手くほだされて
そろそろお店を出る
すっかり酔っ払いになった私は
お金を出す事も忘れて
ヘラヘラしてた。
「ほたるちゃん
タクシーもうすぐ来るから
お家に着いたら
運転手さんに
これを渡すんだよ」
そう言われて
お金を渡されてるのは
頭では分かってるんだけど
ハイペースで
呑みすぎてて頭が回らない。
「いや、まだ一緒にいたいの」
りくの腕を掴んで
顔を埋める
ダメだって分かってるのに
まるで
体を乗っ取られたかのように
言葉と行動が、全く伴わない。
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【Ch.61】
「分かった、一緒に帰ろうね」
穏やかだった彼の声のトーンは
今の私には
感情が読み取れないもので
ちょっと
怒らせてしまったのかな……
私がワガママばっかり言うから
笑ってるのに
目だけが笑っていない気がした
少し冷静になってきて
本来の目的を
ようやく思い出す
私、まだ帰れないよ
確かに酔っ払いにはなったけど
まだちゃんと意識はあるし
やっぱり
どうしても
今日好きですって伝えたい。
そんな中
ようやくタクシーが来て
りくが
私の家の住所を伝えるのが分かる
帰りのタクシーは
喧嘩したカップルくらい静かで
お互いに
窓の外を眺めていて
何も話さなかった
だけど……
私の右手は
しっかりと優しく
りくの左手に握られていた。
「ありがとうございました」
タクシーの運転手さんに
お礼を言って
私の部屋に向かう
一応……
普段から掃除してるから
汚くはないけど
やっぱりちょっと
自分の家に
好きな人が来るのは緊張する
ガチャっと鍵を開けて
りくを中へ通す。
「どーぞ。
奥にパンのクッションが
置いてある部屋があるから
狭いけど、適当に寛いでね」
「お邪魔します」
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【Ch.62】
私は、もちろん水を
りくには、緑茶を出す
とりあえず1杯飲んで
さっきより酔いが冷めてきた
きっとりくが
早々に止めてくれたからだろう
じゃなかったら
今頃は多分……
あぁ、もう
考えるだけで恐ろしすぎる。
「緑茶、飲めますか?」
「うん、ありがと。
ほたるちゃんらしい
可愛いお部屋だね」
「カーテンがピンクだから
ちょっとは
女の子らしい部屋に
見えるかもしれませんね」
「ねぇ
どうしてまた敬語なの?
さっきは
あんなに甘えてきたのに」
少し物足りなさそうな顔をして
りくがそう聞いてくる。
「あー……えーっと……
ちょっと酔いが冷めてきまして
ひどい醜態を
晒してしまったなぁと
ご迷惑をおかけして
本当にすみませんでした……
でもお肉は本当に
すっごく美味しかったです。
ご馳走様でした!」
「いえいえ、可愛かったよ。
まだ酔っててもよかったのに……残念。
お肉 美味しかったね。
また行こうね?」
あぁ……まずい
これは形成逆転だ
スタートは優勢だったのに
私がやらかさなければ
でも、ちゃんと
任務は遂行しないと
「それで
本日お越しいただいたのは」
「ちょ、ちょっと待って。
急に硬すぎ、どうしたの?」
りくは
人の気も知らないで
爆笑しながらお腹抱えてる
だって私
今から告白するんだもん
緊張もするよ!!
「ほら、こっちおいで。
よしよししてあげるから」
そう言ってりくは
壁と私のパンのクッションに
もたれかかって
おいでの仕草をしている
あーもう!
それだからねっ
こんの無自覚女たらしめっ
ズルいよ……
私、断れないんだから
こんなん
もし振られても
しょうがないよね?
だって
勘違いするよね?
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【Ch.60】
「え〜まだ大丈夫だよぉ。
りくも、もっと呑もー?」
「明日は仕事あるでしょ。
ほどほどにしないと、ね?」
「だって……お肉おいしーし」
「可愛い顔してもダメ。
また来よ?」
「うん……」
本当に美味しすぎて
もう何杯呑んだか分からない……
りくに
まるで子供をあやすように
上手くほだされて
そろそろお店を出る
すっかり酔っ払いになった私は
お金を出す事も忘れて
ヘラヘラしてた。
「ほたるちゃん
タクシーもうすぐ来るから
お家に着いたら
運転手さんに
これを渡すんだよ」
そう言われて
お金を渡されてるのは
頭では分かってるんだけど
ハイペースで
呑みすぎてて頭が回らない。
「いや、まだ一緒にいたいの」
りくの腕を掴んで
顔を埋める
ダメだって分かってるのに
まるで
体を乗っ取られたかのように
言葉と行動が、全く伴わない。
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【Ch.61】
「分かった、一緒に帰ろうね」
穏やかだった彼の声のトーンは
今の私には
感情が読み取れないもので
ちょっと
怒らせてしまったのかな……
私がワガママばっかり言うから
笑ってるのに
目だけが笑っていない気がした
少し冷静になってきて
本来の目的を
ようやく思い出す
私、まだ帰れないよ
確かに酔っ払いにはなったけど
まだちゃんと意識はあるし
やっぱり
どうしても
今日好きですって伝えたい。
そんな中
ようやくタクシーが来て
りくが
私の家の住所を伝えるのが分かる
帰りのタクシーは
喧嘩したカップルくらい静かで
お互いに
窓の外を眺めていて
何も話さなかった
だけど……
私の右手は
しっかりと優しく
りくの左手に握られていた。
「ありがとうございました」
タクシーの運転手さんに
お礼を言って
私の部屋に向かう
一応……
普段から掃除してるから
汚くはないけど
やっぱりちょっと
自分の家に
好きな人が来るのは緊張する
ガチャっと鍵を開けて
りくを中へ通す。
「どーぞ。
奥にパンのクッションが
置いてある部屋があるから
狭いけど、適当に寛いでね」
「お邪魔します」
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【Ch.62】
私は、もちろん水を
りくには、緑茶を出す
とりあえず1杯飲んで
さっきより酔いが冷めてきた
きっとりくが
早々に止めてくれたからだろう
じゃなかったら
今頃は多分……
あぁ、もう
考えるだけで恐ろしすぎる。
「緑茶、飲めますか?」
「うん、ありがと。
ほたるちゃんらしい
可愛いお部屋だね」
「カーテンがピンクだから
ちょっとは
女の子らしい部屋に
見えるかもしれませんね」
「ねぇ
どうしてまた敬語なの?
さっきは
あんなに甘えてきたのに」
少し物足りなさそうな顔をして
りくがそう聞いてくる。
「あー……えーっと……
ちょっと酔いが冷めてきまして
ひどい醜態を
晒してしまったなぁと
ご迷惑をおかけして
本当にすみませんでした……
でもお肉は本当に
すっごく美味しかったです。
ご馳走様でした!」
「いえいえ、可愛かったよ。
まだ酔っててもよかったのに……残念。
お肉 美味しかったね。
また行こうね?」
あぁ……まずい
これは形成逆転だ
スタートは優勢だったのに
私がやらかさなければ
でも、ちゃんと
任務は遂行しないと
「それで
本日お越しいただいたのは」
「ちょ、ちょっと待って。
急に硬すぎ、どうしたの?」
りくは
人の気も知らないで
爆笑しながらお腹抱えてる
だって私
今から告白するんだもん
緊張もするよ!!
「ほら、こっちおいで。
よしよししてあげるから」
そう言ってりくは
壁と私のパンのクッションに
もたれかかって
おいでの仕草をしている
あーもう!
それだからねっ
こんの無自覚女たらしめっ
ズルいよ……
私、断れないんだから
こんなん
もし振られても
しょうがないよね?
だって
勘違いするよね?
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