御曹司は不遇な彼女に本物の愛を注ぐ
◇◇◇

あれから一週間後。ついに復讐の時が来た。

「隼人さん」 

「紫音、緊張してるのか?」


「いいえ。今は安心しています」

「何故だ?」


「だって隣には隼人さんがいるじゃないですか」

「……そうだな」 


私たちは控え室で手を繋いでいた。もうすぐ始まる。私の復讐が。


隼人さん、ありがとう。今では隼人さんに感謝という言葉じゃ足りないほど感謝をしている。


隼人さんが私の恋人で本当に良かった。こうして復讐するチャンスが出来たんだから。隼人さんと恋人同士の私に怖いものなんて何一つない。


さぁ、パーティーの始まりだ。


「この度は私主催のパーティーにお越しいただき誠にありがとうございます。立食式ですのでご自由にお好きなものをお取りください。絶品料理の数々をお楽しみいただけると幸いです」


隼人さんが壇上で挨拶をする。私は一人で食事を楽しんでいた。立食式でA5ランクのお肉って……さすが神宮寺グループのパーティーだ。

と、感心しながら食事を楽しんでいると、「お姉さん、一人?」と声をかけてくる男性がいた。
< 20 / 25 >

この作品をシェア

pagetop