初恋御曹司と失恋部下の、一夜から始まる甘い恋
上司である恭二くんにも、営業部の人たちに話したことと同じような状況説明をサラリと伝えるだけにした。
あの場面で詳しく話す必要はないと判断したからだ。
すると、恭二くんからすぐにメッセージが送られてきていた。
【怪我が心配だけど、琴葉の顔を見て少し安心した。今日、一緒に帰ろう。その時に詳しく状況を教えて】
私は【了解】とウサギのスタンプを押して返信した。
その日の仕事が終わり、会社の駐車場に止めていた恭二くんの車に乗って事情を説明した。
階段を降りていたら、後ろにいた女性のバッグが背中に当たって足を踏み外した。
ぶつけた女性はその場から立ち去って、それを見ていた女子高生二人が助けてくれたことを伝えた。
「それにしても、自分の鞄をぶつけておいて逃げるなんて最低だな。琴葉が階段から落ちたのは分かるだろ」
恭二くんは怒りをあらわにしている。
「防犯カメラを調べたら映っているんじゃないのか?」
「うーん、あまり大事にしたくないし、骨折とか大怪我をした訳じゃないから」
「それでも琴葉が怪我をしたことに変わりない。手首だってまだ痛いんだろ?」
「痛いけど別に利き手じゃないから」
「そういう問題じゃない。その女、ぶつかり魔かもしれないだろ。わざと人にぶつかる奴がいるってニュースにもなっていたし」
恭二くんに言われ、そういえばそんなニュースを見たことがある。
それはおじさんだったけど。
あの場面で詳しく話す必要はないと判断したからだ。
すると、恭二くんからすぐにメッセージが送られてきていた。
【怪我が心配だけど、琴葉の顔を見て少し安心した。今日、一緒に帰ろう。その時に詳しく状況を教えて】
私は【了解】とウサギのスタンプを押して返信した。
その日の仕事が終わり、会社の駐車場に止めていた恭二くんの車に乗って事情を説明した。
階段を降りていたら、後ろにいた女性のバッグが背中に当たって足を踏み外した。
ぶつけた女性はその場から立ち去って、それを見ていた女子高生二人が助けてくれたことを伝えた。
「それにしても、自分の鞄をぶつけておいて逃げるなんて最低だな。琴葉が階段から落ちたのは分かるだろ」
恭二くんは怒りをあらわにしている。
「防犯カメラを調べたら映っているんじゃないのか?」
「うーん、あまり大事にしたくないし、骨折とか大怪我をした訳じゃないから」
「それでも琴葉が怪我をしたことに変わりない。手首だってまだ痛いんだろ?」
「痛いけど別に利き手じゃないから」
「そういう問題じゃない。その女、ぶつかり魔かもしれないだろ。わざと人にぶつかる奴がいるってニュースにもなっていたし」
恭二くんに言われ、そういえばそんなニュースを見たことがある。
それはおじさんだったけど。