叶わない恋の秘めごと~堅物上司の好きな人~
もう何も考えられなくなって、
「ほら、イケ」
「ひゃっ、あぁぁ……っ!」
奥の方を貫かれた瞬間、頭が白になった。な、何これ……?
「そそる声だな」
そう言って顔を上げた新堂さんは口元を拭うと、ぐったりと脱力する私の元に近づいてくる。私は何が起こったかわけがわからなくて、ただただ彼の優しいキスを受け入れる。
「悪い。お前があまりに可愛いくて、ちょっと無茶させた」
謝る彼にふるふると首を振る。
「いいです。新堂さんになら何をされても」
「あんまり煽るな」
「新堂さんも、私の中で気持ちよくなってください」
そう言うと、新堂さんがくしゃっと髪を乱雑に掻く。
「全く、お前は普段ぼんやりしてるくせに、ベッドの上では大胆だよな」
新堂さんは私の膝を折ると、熱くなった欲望を押し付けてきた。こじ開けられるような感覚に、ぎゅっと目を閉じる。
すると、新堂さんが「乙葉」と名前を呼んだ。え? 今名前……。
「力を抜け」
「は、はい」
彼が初めて名前を呼んでくれたのが嬉しくて、気が付いたら彼を受け入れていた。彼のものが完全に填まると、無意識に声が上がった。
「あぁ……んっ」
「乙葉」