執着心強めな警視正はカタブツ政略妻を激愛で逃がさない
「欲しい。美都を抱いて、全部俺のものにしたい」

とうとう核心的な台詞を口にされ、逃げ場が失くなってしまった。

熱っぽい眼差しに取り込まれそうになる。

「……哉明さんは、いつも急ですね」

「悪いな。俺は直情的だから。欲しいと思ったら、すぐ手に入れなきゃ気が済まない質なんだ。これでも我慢してるんだが」

哉明が美都の両腕を強く押さえた。顔を胸の上に持っていき、服の上からキスをする。

思わず「あ……っ」という吐息が洩れ、哉明はにやりと狡猾な笑みを浮かべた。

「怖い?」

「……はい。怖いです」

「それは嘘だな。恐怖以上に、好奇心を持ってるだろ?」

自分でも気づかなかった本音を言い当てられ、美都は目線をさ迷わせる。

この先が気になる。哉明と一線を越えたら、どうなるのか――。

「……その、初めてなので。どうしたらいいのか、わかりません」

「なにもしなくていい。手取り足取り教えてやるから、感じるままに踊ってろ」

すると哉明が服の下に手を差し入れてきた。思わず「きゃっ」と声をあげて身をよじる。

攻め込んでくる指先から、なんとか身を守ろうと自身の体を抱きしめる。

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