執着心強めな警視正はカタブツ政略妻を激愛で逃がさない
「ん? ああ、美都だけ脱がせるのはフェアじゃなかったか?」

あえてなのか、やや的外れな解釈をして、自身のジャケットとカットソーを素早く脱ぎ捨てる。

筋骨隆々とした体が美都に覆い被さってきた。

キャリアである哉明は現場勤務とは無縁のはずなのに、体はしっかりと鍛えられ、筋肉の線がくっきりとその身に刻まれている。

「これでいいか?」

そういう問題じゃないと、両腕で前を隠しながらぶんぶんと首を横に振る。

「……なるほど。その顔は嫌がってないな?」

そう勝手に解釈して、美都の上に体重をかけた。

(こういうときに限って都合のいいように読み違えてる! っていうか、わざと!?)

哉明が力を加えると、美都の上半身は軽々と持ち上がる。服をすべて脱がされるまであっという間だった。

前を隠す腕を剥ぎ取られ、哉明の瞳の中に緩やかな曲線が映る。

「綺麗だ、美都。ずっと見ていたい」

「やっ……あの、恥ずかしいので、見ないでっ」

羞恥心が上限を超えた。か細く抗議を口にするも、今度は胸に唇を這わされ、思わず昂った声が漏れる。

「ああ……んっ」

「そういう顔もするんだな」

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