離縁前提の結婚ですが、冷徹上司に甘く不埒に愛でられています〜after storyハネムーン編〜

「……まさか、島田と青空の下、子供たちを見守ることになるなんてね」


 少し離れた先でも、会長と遊ぶ子供たちを見守りながら、永斗社長と千秋さんが仲良さそうに話している。

 シェフのお肉を焼くいい香りが広がり始めてきた。
 

「私に爽やかさが欠けていると言うことですか?」
「そっちもだけど、違うよ。少し前までは、お互い仕事の事しか考えてなかったのに、今では自分よりも大切なものが出来たのが不思議でね。君は、結婚なんてしないって、言い切っていたし?」

「……過去(きずぐち)をこじ開けて塩を塗るのはやめてください」
「僕は、今の幸せそうな島田、すごくいいと思うけど」

「……なにか頼み事ですか?」
「家族旅行に行きたいから、一週間ほどスケジュールを空けて欲しいなぁ? なんて」

「……あなたって人は」


 なんの話をしているか分からないが、ふたりとも楽しそうだ。

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