離縁前提の結婚ですが、冷徹上司に甘く不埒に愛でられています〜ハネムーン編&afterStory集〜

「ふふっ、来週楽しみですね。カボチャのグラタンにパイにスープ、美味しいものいっぱい作って、のんびり過ごしたいですね」


 ちょうど今年は週末とハロウィンが重なっている。

 どこも混雑することや、現在の私の体調を考え、当日はふたりでうちでカボチャ料理を作ってのんびり過ごそうと約束していた。


「人混みは危険ですからね。かと言って、家だからと安心して、食べ過ぎて体調を崩さないように」
「ふふ、そんなに食いしん坊じゃないですよ」


 妊娠四ヶ月。もうすぐで安定期。
 ハネムーンの翌月にやってきてくれた私たちの天使は、お腹の中ですくすく成長していた。

 千秋さんがまだ平らな私のお腹を見ながらそう心配するので、私は慌てて声を上げた。

 悪阻はさほどなく、どちらかと言うと妊娠後から食欲が増し、それを我慢するほうが大変だった。

 過保護な千秋さんは、それすらも心配なようで、もりもり食べたあとの私の体調をいつも気遣ってくる。

 それでもって、さり気なく食事の準備をしてくれたり、またバランスなども私以上に考えてくれたりもするので、本当に頭が上がらない。

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