冷徹魔王な御曹司は契約妻への燃え上がる愛を手加減しない【極上スパダリ兄弟シリーズ】
 ハハハッと会長が声を出して笑って、和やかなムードで会が進んでいく。
 焼き肉も美味しくて堪能していたら、秘書のひとりが手相の話題を持ち出した。
「この前、手相を見てもらったら、近々いい出会いがあるって言われたので、期待して待っているんですよ」
「あっ私、学生の頃、手相に興味があって、ちょっとかじったんです。健康状態とか性格なんかがわかって調べてみるとおもしろいですよ」
 私もその話題に乗っかると、会長も興味を示した。
「よかったら、私の手相を見てくれないか? 右手でいいかな?」
 右手を出してきた会長に「はい。では拝見しますね」と笑顔で答えて、その手相をまじまじと見る。
「会長は指が長くて綺麗な手をされてますね。あっ、会長、マスカケ線があります。経営者になるべくして、生まれてきたのですね」
 本やネットでしか見たことのない手相で少し興奮した。
「マスカケ線?」
 小首を傾げる会長に、手相の説明をする。
< 18 / 27 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop