唯都くんは『運命の番』を溺愛したい
思考回路は今のところ生きてはいるものの、はぁはぁと乱れる呼吸が恥ずかしい。
さらに熱が上がってきた気がする。
首筋に手を当てたら、高温注意の熱が肌に閉じ込められていて、放出できなくて苦しくて。
ベッドのきわにお尻を鎮めた唯都様の手が、私の額に張りついた。
冷めたくて気持ちいい。
自分からこんなことをしたら嫌われちゃうかな?
心配になりながらも欲望には抗えず、唯都様の手をにぎりしめる。
片手だけじゃイヤ。
呼吸が荒ぶるごとに意識がぼーっとし始めて、私は唯都様の両手を自分の両頬に押し当てていた。
私を見下ろす唯都様が、嬉しそうに笑っているのがわかる。
「今まで誰も好きになったことのない俺が、なぜ琉乃ちゃんに沼ってしまったんでしょうか?」
呼吸が苦しい私は、わかりませんの意思表示で首を控えめに振る。