唯都くんは『運命の番』を溺愛したい


 「琉乃ちゃん、発情してるでしょ?」



 嬉しそうな声に、私は首を振って否定を示す。

 発情?

 わからない。

 自分のことなのに、オメガについての知識が薄くて、経験も浅くて。



 でも1つだけわかることがある。

 私の本能がうずいてしまっている。



 【唯都様と番いたい】



 独占欲丸出しな想いなんて伝えられない。

 嫌われたくないし、はしたない女だって思われたくもない。

 でも……

 抗えないんだ、湧き上がるオメガの本能というものには。



 永遠に結ばれたい。

 唯都様を自分だけのものにしたい。



 お願いします、今すぐ首を噛んでください。



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