唯都くんは『運命の番』を溺愛したい


 欲望が覚醒したように首筋がうずく。

 唯都様からの甘い痛みを切望しているんだろう。


 横向きでベッドに寝転がっている私。

 恥ずかしさと番いたい気持ちがせめぎ合う。

 背後から抱きしめてくれている唯都様の顔を見れぬまま、私は自分の首にかかるポニーテールを手でどけた。



 『噛んで』と自分からおねだりしてしまったみたいで、羞恥心に耐えれない。



 でも本心だから……

 唯都様と番いたいから……



 私の想いを受け入れてくれたように、唯都様が私の首筋に唇を押し当てた。


 「本当においしそう」


 歯の跡を刻む場所に、唯都様が丸くキスを落としてくる。

 固い歯が軽く首筋に沈みこんだ。

 フェロモンで意識がもうろうとしているせいかもしれないけれど、番うことに迷いなんてない。

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