唯都くんは『運命の番』を溺愛したい
唯都様が私を選んでくれた。
星の数ほどいる人の中から私を見つけてくれた。
甘い夢の中に誘うよう大切に愛してくれた。
だから私は運命の番として、唯都様がプレゼントしてくれた抱えきれない愛を返していこう。
死ぬまで、唯都様の一番近くで。
首を噛まれる覚悟を再度決め、瞳を閉じる。
永遠の愛を誓うよう、私が顔の前で両指を交差させ祈りのポーズをとった時だった。
首筋に吹きかけられていた彼の吐息が消えたことに気がついたのは。
首筋に感じていた唯都様の歯の感触までなくなった。
私の背中に押し当てられていた彼の胸のぬくもりも感じない。
ただ、横向きで寝転がる私の背後で同じように寝転がっているであろうことだけは、ベッドの沈み具合からして間違いなくて。