唯都くんは『運命の番』を溺愛したい
「二代目だね。今度は刺しゅう入りだよ。俺のサインを縫いつけておいた。1針1針、琉乃ちゃんへの愛をこめてね」
首に指を運ぶ。
太めの布が一周、首に巻き付いていて。
これって……
「チョーカー……ですか?」
「琉乃ちゃんは俺のオメガだって周知させないと、いつ琉乃ちゃんに惚れるアルファが現れるかわからないし」
「てっきりわたし……嫌われたのかと……」
「泣いてる?」
鼻をすすったせいでバレちゃった。
ごまかさなきゃ。
「……いえ」
「顔見せて」
「今はちょっと……」
「いいから」
焦ったような声のあと、唯都様は私を反対向きに転がした。
思ったよりすぐ目の前に唯都様の顔があって、目のやり場に困って視線を下げる。