今夜キミの温もりと。
………誰かなんてもうとっくにわかってた。




嫌でもわかっちゃうくらい、手の温もりが優しかったから。




そして、彼の手が私の涙を拭うようにそっと私の目に触れた。





触れながら、呆れたような声が飛んできた。











「まーた、泣いてる。何、一人で泣いてんだよ」







と。






…なんでいるの。





…なんでいつも助けてくれるの。





…もっと助けを求めちゃうじゃん…。











辛い時。


悲しい時。


笑いたい時。




そんな時に助けてくれたのは、君でし
た。




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