今夜キミの温もりと。
話を聞いて欲しい。


でも、聞いて欲しくない。


でも、聞いて、ほしい…。



「…さっさと話せ。ばか」



私、ばかとかアホとかそんなことばっか言われてるな…。


なのに、気がついたら少し自分の口元が笑っていることに気がついた。




ありがとね、本当にありがとう…。




「私、さ、親友に裏切られちゃったんだよね…」
 



「…百合」
 


「まあ、仕方ない、よね…!きっと全部私が悪いんだし…さ。私が我慢すれば、いい話だもん、ね…!」


「………百合…っ」


「もう全部、どうでも良くなっちゃったんだよね」



そう、全部私が悪いんだ。


私、昔はただの明るいヤンチャな子だったのに、いつから道を間違えちゃったんだろう…。



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