玉響の花雫 壱
『フッ‥‥‥残念。』
「ごめんなさい‥‥もう飲みません。」
喉を鳴らして笑う筒井さんに対して、
冷静になり過ぎて逃げ出したい私の
シャツを元に戻してくれると、体を
起こしてもう一度座らせてくれた。
お酒の力って‥‥怖い‥‥‥。
『ほら‥もう寝るぞ。
子供はとっくに寝る時間だからな?』
「はい‥‥」
手を引かれて一緒に歯磨きを済ませると、寝室に着いた私をいつものように
抱き締めてくれ朝まで眠った‥‥。
次の日
「‥‥ツッ!!えっ?‥‥何これ‥」
朝起きてから、筒井さんがランニングに
行っている間に着替えようとした私は、
お臍や脇腹に付けられた赤い痕に驚き
目が点になる。
これって‥‥あの時の?
私は軽くキスしただけなのに‥‥
筒井さんってば‥‥
初めて付けられた赤い痕に、顔に熱が
こもると、付けられた覚えのない太もも
の内側と足の付け根にもそれを見つけ
固まった。
‥‥‥ここに付いてるのも‥‥?
いつ!?えっ!!?いつ付けたの!!?
アルコールに酔っていたから記憶が
曖昧だけど、確か下は脱がされて
ないはずなのに‥‥‥
ガチャ
「ッ!‥‥‥」
『フッ‥‥何やってんだ?服も着ないで
座り込んで‥‥‥。』
何って‥‥‥だって‥‥こんな所に‥‥
真っ赤であろう私を他所に、何かに
気付いた筒井さんは、私に近付くと
顎を捉えてキスをすると、ニヤリと
笑った。
『俺もお前の黒子‥嫌いじゃないよ。』
「ッ!!筒井さん!!」
『ハハッ‥‥着替えておいで。
朝ごはんを食べよう。』
私の大好きな笑顔で今度は優しく
笑う顔に、また熱が上がるように
固まると、筒井さんは嬉しそうに
診察を出て行ってしまった。
やっぱり私はまだまだ
子どもだと思い知らされることに、
今後はお酒を控えようと誓った。
END
「ごめんなさい‥‥もう飲みません。」
喉を鳴らして笑う筒井さんに対して、
冷静になり過ぎて逃げ出したい私の
シャツを元に戻してくれると、体を
起こしてもう一度座らせてくれた。
お酒の力って‥‥怖い‥‥‥。
『ほら‥もう寝るぞ。
子供はとっくに寝る時間だからな?』
「はい‥‥」
手を引かれて一緒に歯磨きを済ませると、寝室に着いた私をいつものように
抱き締めてくれ朝まで眠った‥‥。
次の日
「‥‥ツッ!!えっ?‥‥何これ‥」
朝起きてから、筒井さんがランニングに
行っている間に着替えようとした私は、
お臍や脇腹に付けられた赤い痕に驚き
目が点になる。
これって‥‥あの時の?
私は軽くキスしただけなのに‥‥
筒井さんってば‥‥
初めて付けられた赤い痕に、顔に熱が
こもると、付けられた覚えのない太もも
の内側と足の付け根にもそれを見つけ
固まった。
‥‥‥ここに付いてるのも‥‥?
いつ!?えっ!!?いつ付けたの!!?
アルコールに酔っていたから記憶が
曖昧だけど、確か下は脱がされて
ないはずなのに‥‥‥
ガチャ
「ッ!‥‥‥」
『フッ‥‥何やってんだ?服も着ないで
座り込んで‥‥‥。』
何って‥‥‥だって‥‥こんな所に‥‥
真っ赤であろう私を他所に、何かに
気付いた筒井さんは、私に近付くと
顎を捉えてキスをすると、ニヤリと
笑った。
『俺もお前の黒子‥嫌いじゃないよ。』
「ッ!!筒井さん!!」
『ハハッ‥‥着替えておいで。
朝ごはんを食べよう。』
私の大好きな笑顔で今度は優しく
笑う顔に、また熱が上がるように
固まると、筒井さんは嬉しそうに
診察を出て行ってしまった。
やっぱり私はまだまだ
子どもだと思い知らされることに、
今後はお酒を控えようと誓った。
END