身代わりから始まる恋 〜白い悪魔の正体は甘くて優しい白馬の王子!?〜
一番に誤解していただろう紅美佳に、香蓮はくすっと笑う。
その目に、白バイ隊員が走ってくるのが見えた。
澄玲だった。今はヘルメットとサングラスは着けていない。
バイクではなく足で走っているのが、なんだかおかしかった。
香蓮の視線を追い、紅美佳も彼に気が付いた。
「詳しくはまた。私の話も聞いてね」
久美香は手を振って直斗と歩き出した。
二人で腕を組んで歩いて行く様子に、香蓮の顔は自然とほころんだ。
さて、と香蓮は澄玲の方に向き直る。
まっすぐに走ってくる彼に、香蓮も足早に近付いた。
二人は正対してぴたっと立ち止まる。
「ケガはない?」
「うん」
香蓮がうなずくと、澄玲はほっと頬を緩めた。
「俺がそばにいながら、ごめん」
「大丈夫。……曽田さんは逮捕されたの?」
「逮捕はしない。ぎちぎちに締め上げて送検してやりたいが、それをやると職権濫用だな。面会室で今も同僚がお説教をしている。このまま厳重注意で終わるだろう」
「そう……なの」
緊張が解けて、香蓮は大きく息を吐く。
「ただ、警察をなめた人には容赦ないよ。二度と逆らう気にならないようにするから」
彼の目が今までになく鋭く光り、香蓮はわずかにおののいた。
その目に、白バイ隊員が走ってくるのが見えた。
澄玲だった。今はヘルメットとサングラスは着けていない。
バイクではなく足で走っているのが、なんだかおかしかった。
香蓮の視線を追い、紅美佳も彼に気が付いた。
「詳しくはまた。私の話も聞いてね」
久美香は手を振って直斗と歩き出した。
二人で腕を組んで歩いて行く様子に、香蓮の顔は自然とほころんだ。
さて、と香蓮は澄玲の方に向き直る。
まっすぐに走ってくる彼に、香蓮も足早に近付いた。
二人は正対してぴたっと立ち止まる。
「ケガはない?」
「うん」
香蓮がうなずくと、澄玲はほっと頬を緩めた。
「俺がそばにいながら、ごめん」
「大丈夫。……曽田さんは逮捕されたの?」
「逮捕はしない。ぎちぎちに締め上げて送検してやりたいが、それをやると職権濫用だな。面会室で今も同僚がお説教をしている。このまま厳重注意で終わるだろう」
「そう……なの」
緊張が解けて、香蓮は大きく息を吐く。
「ただ、警察をなめた人には容赦ないよ。二度と逆らう気にならないようにするから」
彼の目が今までになく鋭く光り、香蓮はわずかにおののいた。