闇夜の星

こんな日は家を出て行ってやるなんて抗うことすら出来なくなる。

明日バイト先に謝罪しなきゃ。

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「本当にすみませんでした!」

「いや、よくある事なんだけどさぁ
やっぱり困るよねぇ。」

「すみません·····」


謝れば済むって問題でもないのは十分に分かってるつもり。せっかく割のいいバイトだったのにクビ確定だ。


「明日もう一度来てくれるかな?」

「え·····?」

「明日遅刻しなければ考えよう
こんなにやる気のあるバイトはなかなかいないから手放すのは惜しいから」

「ありがとうございます·····? 」


たかがバイトにそこまでしてくれる理由は分からなかったけど感謝した。


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次の日に行くと仕事をさせて貰えた。とにかく必死にやらせてもらおうと動いた。


仕事終わりに声をかけられ別室へ行くと箱を渡された。


「これは·····?」

「一星から聞いてね
持ってないんでしょ?
こんなに頑張ってくれる子手離したくないから良かったら仕事用に使ってくれない?」


一星のマネージャーを名乗る女の人から渡された箱を開けるとスマホが入っていた。お母さんが始めてくれたキッズスマホを思い出した。



「高価なものは受け取れないです
それに特別扱いは迷惑です」


特別なんて何一ついいことは無い。


「なんていい子なの·····」


マネージャーはあたしの手を強く握ってきた。涙ぐんた瞳であたしを見つめて言った言葉に理解が追いつかない。


「一星のマネージャーは私一人じゃ手に負えないの
学校が休みだったり早く終わる日でいいからお願い!マネージャーの補助を手伝って欲しい!」
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